Wat00172   「科学朝日」5月号にご批評を!!

#0000 kimot    8904060256

科学朝日5月号について、ご感想、ご批判などを、ぜひ
お願いいたします。
                 科学朝日 木元・拝

#0001 sci1902  8904061216

今月の科学朝日は、「釧路湿原のカラーグラビアがありますよ〜。」と予告された
こともありまして、待ちに待っておりました。余談ですが、4/4火曜日に一日早
く(?)週刊朝日を手に入れてしまい、そこに科学朝日の広告が載っていましたも
のですから、4/4発売かと思ってしまいました。(本屋さん捜してもなかったも
んなあ。)

釧路湿原:カラーグラビアはやっぱり良かったですね。これは、冬−春版なのかし
     ら。次は(わはは)、春−夏版を期待しております。
     湿原も、開発だのなんだので危機が訪れているのですね。国立公園になっ
     たので安心かと思ってたらそうでもないようで・・・地元の経済を支え
     る(牧場になって)役目とかの兼合いもあるでしょうし。何とか、上手
     くいく方法はあるのでしょうか。以前、夕刊でペエスケ君も心配してい
     たようですが。今月号は、結構悲観的に終わってしまったので、来月号
     に「解決編」(わはは、推理小説じゃない! )が載れば良いのですが
     ねえ。観光客の目からは、「ほー、じゃ全部そのままにしたら」と簡単
     にいっちゃいそうですけど。
     あわてて、地図やら観光案内やら、釧路新書8(ざつ学)やらをごそご 
     そと取り出して読んでみたんですけど、湿原の危機については余り書い 
     ていない。むしろ、はやくから保護されていて現在も更に対象を広げる
     べく努力中、という感じです(釧路新書8 昭和56年刊)。
     こういうことこそ、観光客に訴えたらいいと思うのですけどね。それで、
     お金をたくさん落としていくわけでも、名案が浮かぶわけでもないので
     しょうが、観光客という形にしろ釧路湿原に多少なりとも触れた人に問
     題意識・危機感を持って貰えれば少しは良くなるんじゃないでしょうか、
     と思うんですけどねえ。
     そういや、釧路新書からも確か最近、湿原の特集が出てたはずだから今
     度買って読んでみよう。
     再び、次回以降に更に期待致します。
生物地図が語る古代日本:いや、こりゃまずかった。科学朝日買って、すぐ読みた
     かったから近くの喫茶店にいってパッとひらいたんですけど・・・タマ
     ムシの絵がゴキブリに見えたのかしら・・・あのウエイトレスさん。お
     もいっきり軽蔑のマナザシを浴びてしまいました。今度から、注意しよ
     う。
     内容は興味深かったのですが、外食時には読まないようにしよう。
DNAを大量に増やすPCR法:病理標本からもつくれるのってすごいなあ。でも
     死んでるはずの組織のDNAを複製できるって、なんか危なくなりそう
     な気がします。そのうち、クローン人間の研究に使えたりして? 
     (考えすぎか・・・)
国産ジェット機「飛鳥」:この記事を読んだ限りでは、「何で開発中止にしてしまっ
     たの? 」という感じなのですが、本当に「需要がない」だけなのかし
     ら? 不可解。
血液型は変わる:病気で血液型が変わるってことがあるのですね。ところで、骨髄
     移植での血液型の変わり方ですが、血液型が混在している状況を「キメ
     ラ」と書いてあります。私の記憶(これがまたあやふやなんだ)では、
     血液型と、体細胞の型が違うこと(例で言えば、体細胞はB型、血液は
     O型)をキメラと言うのではないかと・・・う〜ん。なにぶん習ったの
     は、5年前なんで記憶の方が怪しいようにも思うのですけれど・・・い
     やまてまて。習ったのは、男と女が混在していたなあ(血液中の染色体
     はXX、体細胞はXYというふうに)。何でも混ざっていれば、キメラ
     なのでしょうか? 記事からは、血液型転換後はキメラと呼ばないふう
     に読み取れますけど。これは、とんでもない無知な質問を書き込んでい
     る恐れがあるのですが、う〜ん。自信がないし、恥ずかしい。

       湿原ならぬ失言は得意な       つちねこ

#0002 sci1213  8904072241

のちほど感想をupいたします

              yougan.
あしたかな

#0003 sci2100  8904080227

 飛鳥のヤツが、とても面白かった。

 この程度の書き込みだったらない方がいいですね。すみません。

                      ≡≡ sci2100 ぼの ≡≡ 

#0004 sci1082  8904081143

科学朝日5月号届きました。

特集−太陽面爆発
 「サイクル22は…史上最大の規模になる」あれ、また予想が大きくなったのかな?

ばいお探偵殺人ぜみなーる
 うーーん、大学の研究室から、ネズミの死体をひろってきたのか。しかし、簡単に
そんなものを拾って来れるなんて、やーーーっぱり、あやしい。これは不倫じゃ。次
は旦那があびない。

みんなの広場−未確認飛行物体撮影
 日没時に見えたようですので、なにかが太陽の光を反射して、光って見えたのでは
ないでしょうか?可能性としては、雲、飛行機または飛行船、あるいは気球などが考
えられます。人工衛星、惑星とも考えられますが、ちょっと可能性は薄いように思い
ます。あらゆる可能性から検討してきたとありますが、どういう可能性がどういう理
由で否定できるのか、もう少し詳しく知りたいところです。肝心の物体がぼんやりし
ていて、6x9版でも超広角というのが惜しまれます。

 元 様の奥様が博士課程入試に合格されとのこと、おめでとうございます。これは
「義理の師匠」という言葉の意味を解く鍵なのでしょうか?
                       Notus

#0005 sci1213  8904082234

 科学朝日の感想です。

 「キーワード」ハッカー

 私は、最近「ハッカー=コンピュータ犯罪」といわれてるのに
反感を、もつものの一人です。やっぱり「ハッカー=コンピュタ
ーに異状に熱中する人」が、だとおもうんですけと。
 犯罪をする、ハッカーは、もうハッカーではないのです。今の
コンピューターができあがったのは、ハッカーのおかげなのです。
一般人が、マスコミのせいで「ハッカー=コンピューター犯罪」
だとおもってしまいますから・・・・・・

 「飛鳥」について

 新幹線より飛行機だとおもうんですけど・・・・・、もったい
ないないままでの技術が・・・・、需要はあるとおもうんですけ
ど・・、どこかの陰謀ですね。

 「日本でもやってみたら?科学理解てすと」

 興味ありますね、いちどどこかでやりましょうか・・・・・・
このネットでやっては、意味ないですけど。  (^_^)

 「血液型は変わる」&「シリコンの英雄たち」&「超音波画像伝送システム」

 興味ぶかくよませていただきました。

 かたちの万華鏡「カリロスコープ」

 いいですね、これ、ひとつほしいなー、いくらぐらいするのかなー
ちいさいので。

 バイオ探偵の殺人ゼミナール

 毎回たのしく、よまさせていただいてます。なんでも、殺人事件に
してしまう、「シズカチャン」て、好きだなー
(しずかちゃんっていうと、ドラえもんを、思い出すのは私だけだろ
うか・・・)

 「釧路湿原」の写真

 綺麗ですねー
                yougan.

#0006 sci1731  8904090544

「生物地図が語る古代日本」を興味深く拝見致しました。

なんでも、生物地理学からは伊豆半島の衝突説が否定されるとか。
オサムシの写真を見ていると、私には伊豆半島産も房総半島産も
どうも同じに見えてしまいます。(笑)

私の記憶では、伊豆半島が本州に衝突したという地質学的な物的証拠は
ほとんど無いように思いました。あくまで地形から考えられた説だったと
思います。ですから、衝突説に疑問を持っている地質学者はかなり多いと思います。
井尻正二先生なんかもそう思っているのではないでしょうか。

しかし、測地測量の結果では明らかに近づきつつある・・・・

どうもこの世界は判らないことが多くて。だから楽しいのかも知れません。
(私にとって)
                                                        Shadow

#0007 sci1004  8904110308

 ☆キーワード「ハッカー」
 これを読んで,カチンと来た人も多いんじゃあないのかなあ.知らない人がこれを
読んだら,TVゲーム機で遊ぶ人間が,全て危険人物のように思えてしまいますよ.
 だけど,情報社会の作法って一体どんなものなんでしょうね.わたしは,その元と
なるべき,一般社会の一般作法の欠落の方が問題だと思いますね.(人の事は言えな
いけどね)
 ところで,なぜ,「ハッカー」の意味が悪く変わってしまったんでしょうね.

 ☆生物地図が語る古代日本
 いやいや楽しまさせていただきました.こういう楽しさはまさしく”推理小説に
似た興奮”でして,日沼頼夫氏の「新ウイルス物語」:中公新書 以来の楽しさで
した.
ただ生物学的に,その生物の相違がどの様な意味を持つかがピンとこないので,ち
ょっと読解に手間取りましたが.
 ところで,P15に変わった昆虫相の例として飛島が出てきますが,前掲の「新
・」にも飛島が特異なウイルスキャリアの分布地域として挙げられています.日本
人の起源と何か関係があるのかな?

 「新ウイルス物語」については,フリートークの恐ろしく古い基調発言「サイエ
ンスブックレビュー」に,私がつたない紹介を上げてあります.

 伊豆大島産のカワラハンミョウの写真には左後ろ足がありませんねえ.

 ☆「飛鳥」の実用化断念
 ”米国機は日本に合わない”っていうのは,まさしくそうですね.ただ,飛鳥を
生産した場合の,飛行機の大量生産のノウハウを日本は持っているのでしょうか.
ジェット機大量生産の経験は,日本にあるのかなあ.
 それはともかくとして,断念されたことによって四全総の”地域コミューター”
計画がまた遠くなったんじゃないのお.(これは皮肉ですけど)

 ☆カリロスコープ
 どういう幼児体験だかわかりませんが,味噌汁の「ベナールセル」ですか,これ
気持ち悪いんですよお.前回は何ともなくておもしろかったんだけど,今回はゾクっ
ときました.P71の写真はゾクゾクッ!! おかしいかなあ?

 というわけで,ゾクゾクを直すために一旦休みます.社務猫.マタカキマス.

#0008 sci1082  8904141142

Notus の感想芋第2弾です。

なぜだ?国産ジェット機「飛鳥」の実用化断念

 なぜかというのは、分かるような気がします。私の兄の話をさせて下さい。兄は某
大学工学部航空学科の出身です。卒業のころ、YS−11が開発され、兄はそれを作
っていた国策会社に入りました。しばらくして生産中止になると、その会社は交換部
品の調達だけになってしまい、兄は宇宙開発関係の団体へ出向することになりました。

 現在日本の宇宙開発は米ソ欧に肩を並べようとする勢いです。ところが、一方では、
「採算に合わない」航空機は切捨てられているわけです。豊かになった日本、諸外国
と肩を並べる日本といった見方が、実は底の浅い虚像にしか過ぎないという現実が伝
わってくるようです。

 「飛鳥」自体は、軍用機C1をベースにしていますから、旅客機にするには、さら
に開発費が必要です。どの会社が、生産を担当するのかという課題もあります(現在、
単独で旅客機を生産している会社は、日本には無い)。コミュータ航空システムを、
導入するとして、何人乗りのSTOL機を作ればよいのでしょうか?せいぜい60人
乗り程度ならば、自主開発せずとも「DHC−ダッシュ7」なる機種は現実に存在す
るわけです。

 問題は、「飛鳥」をどうするか?ではなく、むしろ現実に存在するコミュータ路線
を、どのように育てていけるか、また現在のYS−11に代わる新機種をどのように
選定するか、というあたりにあるように思います。別に、日本製でなくたって。

  私個人としては、「飛鳥」が、南極観測に使えるといいなと思っていたのですが。
あそこでは、長い滑走路を作ると、周りがうるさいですから。

社務猫さん>「こらこら、味噌汁もちゃんと残さず食べるのヨ!」と、言われたとか?
                              Notus

#0009 sci3059  8904181908

科学朝日を本屋さんで良く見かけますがぼくはクオークのような遊び心を
もった内容がすきです。なぜか漢字のタイトルの雑誌は飛びつきにくいです

#0010 sci1223  8904200018

 いつも科学朝日を楽しみにしています、ひらひらです。今回は、旅行中の飛行機
の中などで読ませてもらいました。ここで、CM「旅のお供に科学朝日を」。

 連載の「NIESの追撃」これはいつも興味深いですねぇ。私も何かの縁でコンピュ
ーター関係の仕事をやっているもんで毎回楽しみに読んでいます。NIESではハイテ
クやソフトに力をいれているのが実感できますね。そういえば、今の日本からみた
NIESと言うのは明治・大正時代の西洋諸国から見た日本と同じなんでしょうね。歴
史(戦前、日本が犯した過ち)が繰り返さなければ良いが・・・と思います。

 みんなの広場にUFOに関する投稿がありました。これだけではよく分かりませんが、
少々疑問があります。それは次の点です。
 『[方向]西』は良いにしても、『[光の位置]甲府以西の上空、一万メートル
以上と思われる』というのは何を元にして推測したのでしょう。流星の観測などで
は必ず2点観測を行ない、2カ所以上のデータがない場合使わないことになってい
ると思います。善意に解釈すればこの方は気象学会の会員だし、知識があってデー
タを集めるためにこの投稿をされたのでしょう。そうすると、多少あやふやな書き
方は問題だとしてもこの見出しが問題になりますね。見出しは編集部の方でつける
のではなかったかしら。ちょっと刺激的すぎませんか?Notusさんも書かれて
いますが、私も何かの光を反射した物ではないかと思います。私の経験では、夜中
に飛んでいる鳥等も見たことがあります。それはときどき蛇行したり、消えたり現
われたりするのでまさにUFO!って感じです。(そういう時は双眼鏡などでみるとた
いてい分かります)この物体は1年以上前の話なので迷宮入りになりそうで、少々
残念ですね。

 飛行機の中で、半分寝ながら読んでいたらぶっとんでしまいました。な、なんと
『母校の黌歌に「ああ藤肥州の領せし地、ああ感公の治めし地」・・・』等とある
ではありませんか(編集部から)。ギョエー、こんな所に先輩が!

#0011 sci1004  8904242134

 はいはい,うっかりすると6月号が出てしまうので,急いで続きの出荷です.

 ☆殿様生物学の系譜5
 しまった.皇室だけの研究の話だったら,次の号で「昔の殿様の研究は記事に
なりませんか」と注文しようと思っていたのに,やはりその辺は一貫した企画だ
ったようで,恐れ入りました.
 ところで,文中には「これらの図の作者および観察メモの実際の筆者が誰であ
るかは定かでない」とありますが,殿様がご自身で描いたモノっていうのはある
のでしょうか.それとも殿様は観察専門かな?
 しかし,アサヒガニの図は何回見ても迫力だなあ

 ☆科学と報道
 あらら,科学部っていうのはそういうきっかけでできたんだ.知りませんでした.
へー,もとは学芸部ですか.
 原子力ブームっていうのは,僕も子供の頃に肌で感じていましたね.当時の科学
図鑑なんかには,「10円玉3個分の燃料でアメリカ横断ができる原子力列車」な
んていう図解が出ていましたし,科学漫画の類にも扉絵に原潜とむつが並んで描か
れているような,いまから考えれば凄いものもありましたね.そんな中での記者さ
んというのは,エピソードにもあるように悩んでいたんでしょうね.
 核アレルギーについては,記事に同感です.

 ☆シリコンの英雄達
 ツーゼですか.知らなかったなあ.
 読んでみると,かなり先進的マシンだったようですね.ナチスが全面利用を考え
ないで良かったよかった.それとも,コンピューターはナチスのサイエンスコスモ
ロジーに合致していなかったのかも知れませんね.
 構造化プログラミングの先駆かあ.いまでこそCが全盛だけど(あれ?Cって構
造化言語かなあ?アセンブラじゃねえのって言う人もいるけどね),やはり合理の
見本みたいなコンピュータの世界でも,直線的進化ばかりではないようで.
 ところで,ツーゼKGっていう会社は,系統的に現存する会社につながっている
のかな? もしかしてDECかな?
 おまけ.馬上さんのお顔の印象とツーゼの顔の印象は似ているような気もする.

 ☆超音波画像伝送システム
 口絵がいきなりAVのボカシみたいで思わず笑ってしまったんだけど,中味はか
なりハードでしたね.つまり超音波向け通信プロトコルの開発という意味でもある
のでしょうね.でも,これは単方向ですよね.双方向への見通しは,いかがなもん
でしょうね.

 ☆立花隆が歩く
 わっはっは.やっぱりゴムボートが映ってる.(サイエンス小噺参照のこと)
 しかしこの連載なんですが,2回続きの場合の2回目が,1回目に比べるとハー
ドになるのはなぜだろう.1回目でイントロ,2回目で本論ということかな.
 でもやっぱり面白かったなあ.しかしなあ,これだけの紙面に大統一や陽子崩壊
の話をコンパクトに解説して,「神岡実験が理論をつぶす」にもっていくあたりの
構成力は,こりゃあもうスゴイものがあります.さすが・・・
 前から思ってたんだけど,この連載の写真がいいですねー.

 ☆電脳日和下駄
 しかしなあ,毎回笑えるなあ.もしかしてバヌアツさんが買われた電脳は,コン
パチマシンかな? 挿絵が毎回とぼけていて好きだなあ.落款がまたいい.

 ☆寒風と氷雪の間に生きる
 これいい! できれば続編もあればなあー

 ☆おまけ
 友達の古くからの科学朝日読者が言ってました.「昔の科学朝日は立ち読みしに
くい構成だったから買ってたけど,最近は立ち読みしやすくてうれしい」だって.
 これも,”わかりやすい”の副産物かな?
                       長くてごめん 社務猫

#0012 sci2162  8904270316

  科学朝日5月号を読んだ、人との待ち合わせの1時間が退屈せずにすんだ。
 別段の感想も無いが、一つだけ気になる記事があった。
 表紙をめくった冒頭、「KEY WORD」ハッカーである。

  私自身はハッカーではない、それほど熱中しもしなかったし、いまだにそれ
 ほどの知識・技術も無く、全く畑違いの職業についている。
 しかし、もう10年ほども前に私にコンピューターなるものの面白さを教えて
 くれたのが彼らであった。それ以来私の家には常にマイコン・パソコンと呼ば
 れるものが存在し、せまくるしい我が家の住宅事情に鎮座ましましている。

  どうもマスコミといわれる人達はアメリカ・日本を問わず、『ハッカー =
 犯罪者 』説が好きなようだ。 しかも誤った語源「切り刻む」を必ず引用し
 て読者を納得させようとする。 朝日たるものも所詮はマスコミ? 同じ徹を
 踏んでいる。 わずかに救われるのは『マスコミが「ネット侵入者」の意味で
 使う前は、純粋に「コンピューターに異常に熱中する人」を指していた。』と
 していることか? しかし、これもまだあまい、何故ならばコンピューター以
 外に熱中した人でハッカーと呼ばれる人達がいたからだ。
  確かに、工学社「ハッカーズ」は、MITハッカーについて大変良く面白く
 書かれている。しかし、MITハッカー以外のハッカーにはほとんど触れられ
 てはいない。 ランドレスあたりの本を読んでもそれはわかるだろう。
  日本でハッカーという言葉が自称され始めたのは80年代以降であろう、も
 っとも75年代頃から一部の技術者達は真の意味でのハッカーを意識していた
 ふしもある。 アメリカの事情と日本を同列で扱うのもおかしいが。

  マスコミ的ハッカーの検挙第一号は1983年なのかもしれないが、それ以
 前にもテレホンハッカー「キャプテンクランチ」ことジョン・ドレーパーは1
 976年に逮捕・服役している。彼はワープロのイージライタで有名である。

  アメリカでも日本でも、映画『ウォーゲーム』はハッカーの絶好のお笑い対
 象であった。当時、私もよくそれを笑いの種にしたものである。しかし、確か
 にそれ以降日本でもマスコミ的ハッカーにあこがれる者は激増した。
  当時すでにゲームハッカーは存在していた、それにつれプロテクトハッカー
 も激増していた。私はその時期既にネットワーカーとして「草の根」を徘徊し
 始めていた。 カプラーの時代であった。

  ある種のハッカーをとらえて「ハッカー」=「犯罪者」とするのはマスコミ
 の勝手であろうが、『万国のコンピューター関係者よ、団結せよ』とはお笑い
 である。何故なら日本でもアメリカでも、意識する・しない、自称する・しな
 い、にかかわらず真の意味でのハッカーがコンピューター関係者となり、先駆
 者であった事実があるからだ。
  万国のコンピューター関係者がマスコミのレッテル貼りに対抗して団結する
 わきゃー無いが、それもまた面白い。
                             JPS  !

#0013 sci2194  8905011536

場違いな感想。
コラム『科学と報道』の119ペ−ジ上のカット、昭和32年の朝日新聞1面、
この題字下の広告を見て。
今と変わらぬこの製薬会社の広告、
この会社の社長のような方は、もう自民党には一人もいないんだな。

などと、『科学朝日』から随分飛躍したことを思いました。
                            え−とまん

#0014 kimot    8905090358

次は、120行強あります。ご注意下さい。
このコーナーの書き込みへの御礼でございます。
             科学朝日 木元・拝

#0015 kimot    8905090359

 みなさま、いろいろお書き込み下さいまして、ありがとうございました。

>つちねこ様 湿原の危機の「解決編」は、いつのことになりますやら。また、ご
       感想など、お寄せください。担当者が、グラビアのおほめの言葉、
       喜んでおりました。6月号の釧路湿原は、馬がテーマです。
       「生物地図」と喫茶店の話、笑ってしまいました。でも、ドクター
       の皆さんが読む専門誌にはけっこうすごい患部の写真などがありま
       すが、食堂でみなさんひもとかれたりするのでしょうか?小生は、
       社員食堂で医師会雑誌に目を通していて、まん中へんにあった乳房
       再建術のカラー特集がいきなり出てきて、冷や汗かいたおぼえがあ
       ります。
       「PCR」の応用では、先日の「ニューサイエンチスト」誌で、実
       際にミイラから標本をとっているという記事(生物学者のグールド
       さんの、おほめのコメント付き)を読みました。今年は、あちこち
       の学会抄録で、PCRの3文字が踊りそうです。
       「血液型は変わる」でのご指摘、編集長に渡しておきました。あの
       記事論文を一読したときの素人考えでは、両タイプのステムセルの
       単に混在をさして「キメラ」と表現したのかな、と思ってました。
       キメラの定義は、なかなかキメラれない...いやはや、失礼をば
       いたしました。

>ぼの様   飛鳥の記事、おほめいただき、うれしいです。短距離離着陸機の有
       用性は、騒音軽減など、機体価格だけではない経済効果をはらむは
       ずですのに...つちねこ様のいうように、経済性以外のファクタ
       (政治的な?)が、背後でとぐろをまいているのでしょうか。
       ところで、Notus様もおっしゃっておられる通り、飛鳥は軍用
       輸送機C1を改造したものです。ちなみに、C1のトイレはコック
       ピットの直下にあるのですが、この好スペースを便所にしとく手は
       ない、というので、飛鳥はそこにも各種実験器材を収容してしまい
       ました。そこで、あわれ便所は、一番後方の床の上に直接バケツを
       ねじどめしただけの、きわめてシンプルなものになっていました。
       四方にしきりはまったくなく、無防備状態....きっとフライト
       中にウンコはしづらかったに違いありません。(失礼しました)

>Notus様 「バイオ探偵」での御指摘、ううむそうですね。
       「みんなの広場−未確認飛行物体」は、やはりもっとアップの写真
       が撮れていたら、と思いました。
       「飛鳥」について、令兄のご体験も併せて詳しいコメントをたまわ
       り、ありがとうございました。おっしゃるとおり、飛鳥の「討ち死
       に」的末路は、多分、日本の底の浅さを露呈した典型事例なのかも
       しれません。
       一方で、航空機開発と、路線開拓・維持・育成とを分けて考えるこ
       とは、ご指摘のように、大切なことでしょう。南極でも、都市部で
       も、環境を航空機に従わせるのではなく、そこに似合ったタイプの
       航空機を選定する余地がまだまだあるはずだからです。
       なお、愚妻への励まし、恐縮です。雑誌を私物化しまして、面目あ
       りません。反省に、6月号では、当ネットの案内をまじめに載せま
       した。

>yougan.様 「飛鳥」について、小生も、どこかの陰謀だと思いたくなり
       ます。初公開の取材に行き、科学技術庁や川崎重工のスタッフの、
       ひとしお、といった表情を見たおぼえがあるだけに、ああ、もった
       いない話だ、と思います。「むつ」が、あれだけ批判されながらも
       生き延びてきたのとは、対照的だと感じます。
       「カリロスコープ」は、実物を見ることができました。手のひらく
       らいのやつです。値段は聞きませんでしたが、しかしどうやら、中
       の液体は今をときめくフロンらしいとのことで、購入意欲が萎えて
       しまいました。
       「バイオ探偵」は、とみに著者がうまくなってきた気がします。声
       援ありがとうございました。ところで、小生も、「シズカチャン」
       の登場場面では、アニメキャラを想起してしまいます。

>Shadow様  「生物地図」のご感想、ありがとうございました。
       昆虫などが主人公のわりには、やや硬い特集だったかと思いますが
       地学的関心でしっかりと読みこなしていただき、うれしい限りです。
       6月号は、もろ地球物理の特集ですので、もしもお読み下さいまし
       たら、またのご感想をよろしくお願いいたします。

>社務猫様  日沼頼夫氏は、さきごろのDAYS・JAPANでもご登場になっ
       ておられましたね。わたくしも、わくわくした一人です。
       「伊豆大島産のカワラハンミョウの写真には左後ろ足がありません」
       とのご指摘、恐れ入りました。
       「飛鳥」について、たしかに「飛行機の大量生産のノウハウ」をも
       つには欧米の技術の吸収が必要になるかもしれません。それこそ、
       米国の最もおそれることであり、実はこうした”外圧”も政策判断
       のどこかに潜んでいたのではないか、と怪しんでいます。
       「カリロスコープ」。前回はyougan.様が気持ち悪がられて
       おいででしたが、今度は社務猫様。形状が惹起する快・不快の感覚
       は、紙一重なのかもしれませんね。皆様、毎度、すいません。
       「殿様生物学」は、もともと大名中心の企画で、実は最後に皇室の
       生物学研究をもってこようか、という案だったのが、昭和天皇のご
       病状から、まず「皇室アルバム」を、となってしまったのが真相で
       す。
       K・ツーゼについては、スレーターの本以外資料がなく、ツーゼK
       Gのその後は実はわかりません。西独に弊誌のエージェントでもお
       ればいいのですが、なにせ貧乏雑誌なもので...
       「超音波画像伝送システム」は、小生の取材だったのですが、これ
       は基本的には文末にちょろっと触れた、無索ROV(遠隔操作機)
       の制御を最終目標に描きつつ取り組まれたものです。つまり、双方
       向が、そもそもの目標です。ただし、1チャンネルの確保でも帯域
       がごっそりいるので、たぶん「半2重」的なものになるのではない
       か、と思います。
       「立花隆が歩く」の写真を撮影しているのは、実は小生の大学の同
       級生です。「この連載の写真がいいですねー」とのお言葉、今度つ
       たえておきます。バヌアツ先生も、落款をはじめて誉められたので、
       「色紙プレゼントでも企画しやう」などとはしゃいでおります。

>sci3059様  実は、今年1月号からの模様替えの際、漢字タイトルをやめて他の
       雑誌のように横文字の新誌名にするプランもあったのです。有力候
       補に「ソリトン」なんてのがありましたが、「これでは減衰もしな
       いが増えもしない気がする」(部数のことです)などと阿呆な論議
       をしているうちに、立ち消えになりました。
       またよろしくおねがいします。

>ひらひら様 「いつも科学朝日を楽しみにしています、ひらひらです。今回は、
       旅行中の飛行機の中などで読ませてもらいました。ここで、CM
       「旅のお供に科学朝日を」」....もう、涙なしには読めません。
       雑誌の編集者の自己実現とは、たぶん、雑誌をほめてもらったこと
       を支えとして生きる人生のことなのでしょう。有難うございました。
       「NIESの追撃」、お誉めにあずかり、恐縮です。実は、書いている
       のは、「ああ藤肥州....」の人です。ひらひら様の書き込みを
       見せたら、こちらもギョエーといっておりました。
       UFOの御指摘は、編集長に渡しておきました。

>えーとまん様 小生も、あの新聞紙面は面白かったです。
       今後とも、よろしくお願いします。

 さて、yougan.様、社務猫様、JPS様に指摘されたKEY WORDの
「ハッカー」の件。泣く子と原著者には勝てない、とこのネットでどなたかが言っ
てましたが、小生もこれは勝てません。とくに、著者が管理職だと、まったく勝ち
にくくなりますが、一方で私は管理職などになれそうもありません。

                     科学朝日編集部  木元・拝

#0016 sci1082  8905091117

木元様>
 御丁寧なお返事を有難うございました(東京科学部もこれくらいだといいの
だが...あっ、言っちゃった)

 軍用機と言えば、日本海軍の大型ヘリの場合、じょうご付きの管が付いてお
りましたが、「寒いところでは、ローターに氷が付くといけないから、使用禁
止」でありましたな。
 と、下ネタになると俄然はりきる、南極体験者であります。

 例の兄にNifty で出くわして、冷汗の                       Notus

#0017 sci2194  8905092145

木元様

私の戯事のような書き込みに対してまでご返事を頂き恐縮しています。
さてと、戯事ついでに、もひとつ。
じつは、先日、W.ライヒを題材にした映画を見ました。そこに出てくる、
オルゴンボックスというのは、一体なんであったのか、興味を覚えました。
ライヒ、彼は、決して単なる精神異常者では無かっただろうし、晩年の彼の
様々な発明(?)を、超心理学的に解明することは出来ないのだろうか、なんて
その映画を見終ってから思いました。70年頃とは又違う角度で、”真相”究明の
切口がありませんか?
丁度、このネットでご活躍のウル*ラ*コン*ン様にお願いしたいなんて、
個人的には、思ったりしております。

 駄文の書散らし、お許し下さい。
                        え−とまん

#0018 kimot    8905100143

>Notus様 こちらこそ、ご丁寧にRESをたまわり、恐縮です。
        ヘリによる尿素空中散布の話、おもしろかったです。
        狭いところにヒトを長時間収容する航空機の分野では、きっと
        いろいろな「苦労話」があるのでしょうね。
        こんごとも、よろしくお願いします。

>えーとまん様 どうもお返事、ありがとうございました。えーとまん様のよう
        に、細かい所まで面白がっていただくと、手前どももコリ性を
        発揮するかいがあるというものです。

        さて、W.ライヒですが、小生は「性と文化の革命」(勁草書
        房、1969、原題 ”The Sexual Revolution”1945)しか読んで
        いないので、そこからだけの知識なのですが、ライヒのオルゴ
        ン(Orgone)研究は1936年ころに始まり、彼はそれを生命エネ
        ルギーであるとともに、大気中にも存在するとしています。ま
        た、ガイガー計数管で検知できるともしています。
        いわゆる「オルゴンボックス」は、そのOrgoneの集積装置のこ
        とでしょう。その構造などの資料がありませんが、彼はそれの
        中に入った被験者の体温上昇がみられることを、アインシュタ
        インにも示したそうです。アインシュタインは、そうした現象
        の発生に興味を持ちましたが、Orgone説には賛成せず、結局ラ
        イヒと連絡を断っています。
        ライヒは、その後も、Orgoneエネルギーには癌などの治療効果
        がありうると主張しましたが、結局、1954年に米食品医薬品局
        (FDA)から、この装置の使用禁止、関連印刷物の配布禁止
        の措置がとられました。
        また彼は、Orgoneによる人工降雨など気象制御も試みたといい
        ます。
        ほかにも、「生電気的に荷電した粒子」である「Bione」 の存
        在を生命現象の説明のために唱えるなどしています。

        小生の思うライヒは、英国の科学者(たとえば、サー・フレッ
        ド・ホイルなど)によくあるような(注:ライヒはユダヤ系で
        オーストリア出身です)、思い込んだらどこまでも、というタ
        イプの学者だったのでしょう。ただし、彼に与えられていた才
        能は、自然科学者としてよりは、近代社会の問題点をえぐる思
        想家としてのカンであったようにみえます。
        たとえば、彼の「性」へのこだわりは、それはセックスがきわ
        めてパーソナルなものであり、いわばまったく個人の所有物で
        あり、抑圧的な社会システム(ライヒの生きた時代は、ファシ
        ズムと冷戦の時代でした)への抵抗のきっかけ、ないし源にな
        るという認識に基づいていたようにみえます。
        それは、ジョージ・オーウェルの「1984」の中で、完璧な
        完成された全体主義国家に生きる主人公が、国家未公認の性交
        渉を通じてプロテストをする、という筋書きにも見えるテーマ
        です。こうした政治的視点は、たしかに70年代的なライヒ把
        握ですが、一方でこうしたライヒの主張の鋭さをわきにどけ、
        Orgoneを純粋に自然科学領域で把握するのには、はっきり言っ
        てためらいがあります。
        それは、Orgoneの実態がどのようなものであるにせよ、いずれ
        にしても、ライヒの持つ思想史上の意味を、自然科学分野の中
        に収容してしまうような気がするからです。うまくいえません
        が、ライヒは、自然科学によって「還元」されない、「うさん
        くさい」部分を持ち続けることによって、対抗文化の有力な記
        号として機能し続けるのだろうし、また、そうあってほしいと
        思うのです。
        個人的な感想ばかりで、申し訳ありません。これからも、よろ
        しくお願い申し上げます。
                         科学朝日 木元・拝

#0019 sci1213  8905110057

そうですか・・・あれにはフロンが使われていた
のですか・・・・
いろいろと感想のレスポンスありがとう
ございました。
                yougan.

#0020 kimot    8905120223

へえ、ほんとにあのフロンめは、あちこちにおるのです。
                  木元・拝